『僕のヒーローアカデミア』の最終巻の感想記事

『僕のヒーローアカデミア』（以下、ヒロアカ）は、堀越耕平による少年漫画であり、2014年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始されました。アニメ化や映画化もされ、国内外で非常に高い人気を誇る作品です。本記事では、ヒロアカの魅力やテーマ、キャラクターの成長について感想を述べていきます。

ヒロアカの最大の魅力は、個性というユニークな能力を持つキャラクターたちの成長と葛藤、そして「ヒーローとは何か？」というテーマを深く掘り下げている点にあります。

王道の熱いストーリー 主人公・緑谷出久（デク）は、生まれつき個性を持たないながらも、No.1ヒーローであるオールマイトに認められ、彼の力「ワン・フォー・オール」を受け継ぐことになります。デクが努力と仲間たちの支えによって成長していく姿は、王道ながらも心を打たれます。
個性豊かなキャラクターたち ヒロアカには多くの魅力的なキャラクターが登場します。爆豪勝己の圧倒的な実力と負けず嫌いな性格、轟焦凍の家庭環境による葛藤、飯田天哉のリ-ダーシップなど、それぞれが異なる背景を持ち、物語に深みを与えています。
ヴィラン（敵）の描写の深さ 単なる悪役ではなく、それぞれの過去や信念が丁寧に描かれたヴィランたちも本作の魅力です。特に死柄木弔は、悲惨な過去を抱えながらも破壊の象徴となっていく様が印象的です。

ヒロアカは、単なるバトル漫画ではなく、「ヒーローとは何か？」を問い続ける作品でもあります。

自己犠牲と責任 オールマイトの「ヒーローはいつも笑顔でいなければならない」という信念や、エンデヴァーの贖罪の過程は、ヒーローの在り方を考えさせられる場面が多いです。
社会問題と現実世界とのリンク ヴィラン連合の登場は、社会の歪みや弱者の救済といった現代の問題を反映しており、単なる勧善懲悪ではないストーリーが展開されます。

とまあ、概要はこんな感じです。このブログを見ている方でしたら↑のような情報はご存じでしょうが、自分の中での情報の整理のために書きました。

んで、僕は理由は忘れたんですけど、３４巻で読むのをやめてたんですよね。そんな中ちょっと暇ができたので、つい先日最後まで読みました。

そして泣きました。もうガチのガチ泣きです。もうすぐ30にもなろうというおじさんが泣きました。（そして自分が高校生の時にこの作品は始まったんだな、という事も思い出して再び泣きました。）

No424のかっちゃんがボロボロ涙をこぼすシーンでつられて泣きましたよ…。あんなに悪ガキだったのに、お前友達を思いやれるようになったんかと。成長したやんけと。もうつられて泣きました。

最後の話の車内のシーン、まっすぐに誘えない不器用さ、若人らしい陽気なやり取り、あの空気感がたまらなく好きでした。さりげなくサイドキックに誘うその流れは、ただの言葉以上の意味を持っていて、これまでの歩みや信頼関係が凝縮されたような瞬間でした。

『僕のヒーローアカデミア』は、王道の熱い展開と深いテーマ性を兼ね備えた作品であり、多くの読者・視聴者に愛され続けています。デクたちの成長、ヒーローとヴィランの対立、社会の在り方など、多くの見どころが詰まった本作を、ぜひ一度手に取ってみてください。